秋好幸恵
Yukie Akiyoshi

幼少期の体験をきっかけにホテル業界へ。
フロント業務で経験を積み重ね、
スタッフ一人ひとりの成長を支えながら、
おもてなしの質を磨き続ける

2018年 キャリア入社
ザ ロイヤルパークホテル 福岡

入社を決めた理由をお聞かせください

ホテル業界を志すようになったのは、家族旅行での体験がきっかけです。小学校低学年の頃、家族でテーマパークのオフィシャルホテルに宿泊したことがありました。さまざまな思い出のなかでも、強く印象に残っているのは、チェックイン時のスタッフの方の対応です。背伸びをしても、フロントカウンターに届かないほど幼かった私に、しゃがんで目線を合わせながら「ようこそ」と優しく声をかけてくださいました。当時はスーツ姿で働く大人を見る機会が少なかったため、その立ち姿にも自然と憧れを抱いたことを覚えています。見るもの全てが不思議に感じられ、まるで別の世界に足を踏み入れたようでした。

この体験をきっかけに、「自分も誰かにとって特別な時間をつくれる存在になりたい」と考えるようになります。そして新卒で外資系ホテルに就職し、フロント業務を中心に約10年間勤務しました。前職では接客やスタッフの育成など多くの経験を積むことができましたが、キャリアを重ねるにつれ、これまでとは異なる価値観に触れてみたいという気持ちや、より上質なホスピタリティを深く学びたいという思いが少しずつ強くなり、転職を決意しました。そして複数のホテルブランドを検討した結果、当ホテルから感じられる、上質で温かい空気感に強く惹かれて入社を決めました。

どのような経緯で当社を選ばれたのでしょうか

転職活動では、「自分がさらに成長できる環境かどうか」を軸に、サービスの方向性やキャリアパス、ホテルが提供している価値に注目しました。また、各ホテルに足を運び、実際の雰囲気を知ることも大切にしていました。スタッフ同士がすれ違うときの様子や立ち振る舞いには、そのホテルの空気感が表れると考えていたためです。

当ホテルを訪れた際は、スタッフの皆さんがお客さま一人ひとりに丁寧に向き合い、困った時も気軽に声をかけやすい印象を受けました。加えて、自然体でやわらかな雰囲気にも魅力を感じ「この人たちと働きたい」と心から思えたことや、三菱地所グループならではの、街づくりを軸にしたホテル運営にも惹かれました。

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現在の業務内容を教えてください

フロント部門のマネージャーとして、日々のオペレーション管理やスタッフ育成、サービス品質の向上まで幅広い業務を担当しています。チェックインやチェックアウト対応に加え、宿泊状況の把握やトラブル時の判断、スタッフのメンタル面のフォローまで、ホテル全体の“顔”として責任ある役割を担っています。

特にやりがいを感じるのは、スタッフの成長がお客さまの笑顔につながったときです。最初は緊張しながら接客していたスタッフが、自分で考えてお客さまに寄り添い、「ありがとう」や「また来ますね」と声をかけていただいている姿を見ると、自分のこと以上に嬉しくなります。

また、「対応が気持ちよかった」「ホテルに来て良かった」といった言葉をいただくと、チームで積み重ねてきた努力が身を結んだのだと実感すると同時に、この仕事を続けてきて良かったと心から感じます。フロントマネージャーは、お客さまにもスタッフにも最も近い立場にある仕事です。そうした立場でホテル全体の品質を守りながら、目に見えない価値を日々届けることに喜びを感じています。

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業務上で気をつけているのはどのようなところでしょうか

スタッフの小さな成長を見逃さずに褒めることです。ホテルのフロントの仕事は緊張感があり、新人のうちは特に、できなかったことに意識が向きがちです。だからこそ私は、できるようになった瞬間を大切にしており、気づいたときには必ず声をかけるようにしています。

心に残っている出来事の一つとして、チェックイン業務のある手続きに苦手意識を持っていたスタッフとのやり取りがあります。入社当初はその手続きの途中で手が止まってしまうこともありましたが、練習を重ね、ある日ついにミスなくスムーズに対応することができたのです。その時、私はすぐに「今の対応、とても良かったよ。しっかり努力してきた成果が出ているね」と声をかけました。 後日、出勤してロッカーを開けると、そのスタッフからの手紙が入っていました。そこには「褒めてもらえてすごくうれしかったです。もっと頑張ろうと思えました」と書かれており、褒めることがスタッフの自信や行動力につながるのだと、あらためて感じました。

この出来事のように、どんなに小さな成長でも見逃さず、良い点はその場で伝えることを心がけています。それがスタッフの前向きな姿勢を生み、お客さまへ届けるホスピタリティにもつながっていくのではないでしょうか。

当社で働く中で、これまで最も達成感を得られた瞬間は何でしたか

働きがい・やりがいのある職場づくりに向けた創意工夫を表彰する、「人財グランプリ/ハタヤリグランプリ」という社内表彰制度において、健康経営特別賞を受賞したときです。ハタヤリグランプリが創設された年に、福岡エリアチームとしてエントリーしたものの、当初は何から取り組めばよいのか分からず、手探りでのスタートでした。リーダーとして「スタッフの働きがいとは何か」「どうすれば前向きに働ける職場になるのか」を考え、一人ひとりの声に耳を傾けることから始めました。

こうして考えた結果、「せっかくなら、皆で楽しめる取り組みにしたい」という想いから、地域の事業所対抗ウォーキング大会に参加し、あわせてホテル周辺の清掃活動も始めました。すると、スタッフ同士で「今日は何歩歩いたよ」といった声掛けが自然に生まれ、前向きな動きが広がっていったのです。工夫を重ねた取り組みが賞の授与として評価されたことで、「自分たちの取り組みがスタッフの働きやすさにつながっていたんだ」と実感でき、何よりうれしく感じました。

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ホテルで働く魅力や、当社を目指す方々へのメッセージをお聞かせください

ぜひ大切にしていただきたいのは、「人への温かい気持ち」と「小さな気づきを大切にする姿勢」を持つことです。ホテルの仕事は、経験の有無にかかわらず、相手を想う気持ちが一番の原動力になります。お客さまの仕草や表情に目を向けたり、スタッフ同士で自然に支え合ったり、そうした日々の積み重ねが、ホテル全体の心地良さにつながっていきます。

これから入社される皆さんには、それぞれの個性を大切にしながら、「自分らしいおもてなし」を見つけていただきたいと思います。その積み重ねが、お客さまにとって心に残る時間となり、ホテルという空間に温かさを生み出していきます。
ホテリエは、誰かの特別な一日にも、何気ない日常にも寄り添える仕事です。その中で求められるのは、完璧さよりも、素直さや前向きさ、そして相手を尊重する気持ちだと感じています。知識やスキルは入社後に身につけられるので、安心して飛び込んできてほしいです。皆さんと一緒に、お客さまに愛されるホテルをつくっていけることを楽しみにしています。

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1日のスケジュール

日勤

09:00
出勤、当日の動きを確認し
スタッフへ朝の指示出し、
チェックアウト業務
11:30
午前中の会計確認
13:00
休憩
14:00
チェックイン準備、
お部屋のステータス確認や
リクエストの最終チェックなど
ピーク時に向けた準備
15:00
チェックイン対応
17:30
引継ぎ、退勤

夜勤

16:30
出勤、引継ぎ、チェックイン対応、翌日ゲストの準備
19:30
休憩
20:30
チェックイン・会計確認
01:00
一日の締め作業、会計処理、日報作成
02:00
仮眠
06:30
チェックアウト対応
09:30
引継ぎ、退勤

キャリアステップ

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